ドバイ空港の感想
https://youtu.be/_peDJIZKQQs ドバイ空港のドキュメンタリー動画があるんですが、これを見てドバイ空港の感想を言いたいと思います。
この45分間の動画を通して、終始思ってたのは、「遅延」についてです。この記事ではひたすらこれについて話すと思います。世界のハブ空港だけあって、多国籍、多言語を話す人が利用します。その上ターミナルビルも狭く、自分の搭乗口がどこかわからず、迷います。これがまず遅延のひとつめの理由です。2つ目は天候に関係してます。「砂漠なんだから、飛行に天候なんか影響あるの?」と思うかもしれません。しかし、このドバイ。冬の朝方はよく霧がかかるのです。「なーんだ、朝方か。」それだけでは済みません。ドバイでは3分おきに離着陸が繰り返されてる空港です。それに滑走路がハブ空港としては手狭な2つしか無いんです。こうなると、着陸を予定してた飛行機はドバイ上空で長時間旋回を強いられますし、離陸を予定してた飛行機は長い列を作って離陸待ちを余儀なくされます。離陸待ちはよくあることで、Googleマップの航空写真を見てもらうと、離陸待ちをしてる様子があるかと思います。ようやく霧が晴れました。霧が晴れるまでにかかって時間は2時間。致命的です。ここからが本番です。管制塔では瞬く間に、離陸許可、着陸許可、旋回する便に対して、離陸待ちをしてる飛行機に対して、命令が下されます。地上ではどうでしょうか。ボーディングブリッジが足りません!「飛行機のドアと地上を結ぶ連絡橋の準備!」、「連絡バスを用意!」、「この旅客機のスタッフはどこ?」地上も大混乱です。地上でリーダーを務める女性曰く、「短距離便ならまだしも、長距離便なら1日以上遅れる。」と。想像してみてください。たった、3時間しか遅れてないのに、1日も長引くのです。ドバイはちょっとの遅延が致命的なのです。とは言えども、天候がどうこう、毎日遅延は発生してます。こんなに多くの乗客をさばいてる限り。そこでドバイ空港の容量を補充する目的で40km離れたところに「アール・マクトゥーム空港」が建設されました。この空港は将来滑走路が6つほど、大規模なターミナルビルが完成する予定で、現時点では旅客用の空港で最も長い滑走路を保有する空港になっています。(4900m)
一昔前から立地の良さが評価され、アフリカ、ヨーロッパとアジアの都市を繋ぐ空港として機能してきましたが、処理容量は限界を達し、ドバイに対抗するハブ空港も次々とアジアに出来ました。信頼性を保ち、乗客を奪われないための、アイデアがこれからのドバイ空港を左右するでしょう。
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