東京メトロ・都営地下鉄 完全乗車への道 9月18日編

きょうは、東京駅から開始です。一週間後にまた東京へ行くことになるのですが、今回の旅はここで一括りです。
東京と大手町間は、連絡通路があるほど近いため、地下鉄に乗れば1分足らずで到着します。
私がいるここは、地下一階ですが天井が高いのはなぜか?それは地下連絡通路の上に、ビルが立ってるからです。地下にしてはかなり変な構造ですが、これがあってこそ営団とこのビルは両方が得をしてるのです。今や、東京地下鉄の一大拠点となってる大手町駅で初めて路線が交差したのは、丸の内線の後に開業した東西線でした。しかし少々離れていたためなら、連絡通路を作ればいい話ですが、地上道路のすれすれ下を通る丸の内線があるのでそんなことをできない……
ならばやすを得ず地上の道路を渡って乗り換え……
これを救ったのが、当時の富士銀行本店(現在の大手町タワー)でこのビルが新築工事を計画してる最中でした。そこで、営団が地下に連絡通路を作って欲しいと提案をして、建設することで合意しました。現在も大手町の中でも知名度の高いショッピング街である「オーテモリ(OOTEMORI)」を通る必要がありますが、これによってオーテモリは地下鉄大手町駅直結を、メトロは雨に濡れず連絡できることをうたえるので、どちらにも都合のいい話だったと言えるでしょう。
地下鉄最大である5路線が出会う大手町駅と案内標。カラフルで圧巻。
東西線快速に乗車です。東陽町を出ると途中の停車駅は浦安のみ。西船橋まで快走が続きます。東西線は東京都心の輸送目的というよりかは、総武線のバイパスルートであるため、郊外の印象が強いです。千葉県区間が地上を走ってるのは、
① 東西線建設当時は、沿線が発展しておらず地上区間に建設して費用を抑えた。
② この区間は地盤が弱い。
③ 荒川や江戸川といった大河川を渡るため、高架線の方が安上がり

といった理由があります。そのため、直線区間が多く地下鉄の表定速度がメトロの中でも速い方だと思います。快速電車は高架区間を100kmで走行するため、高速運転に対応できるよう、レールは新幹線と同じの1mあたり60kgと重いものを使用してます。

快速運転
東西線は、地下鉄の中で初めて快速運転を始めた路線でもあります。今となれば、副都心線の急行や千代田線のロマンスカーなど自社線内で完結せず私鉄線に直通する種別も乗り入れてますが、都市内輸送を担う地下鉄にとって当時の快速電車は異色の存在でもあったでしょう。郊外型の色が強い東西線だからこその奇策だったのかもしれません。現在の快速の停車駅は、西船橋ー浦安ー東陽町からの各駅ですが、当時は西船橋を出れば東陽町までノンストップ。当時まだ発展が進んでなかった浦安でさえも通過駅でありました。その後、浦安駅は、1975年に平日の日中と休日は終日、快速停車となり1986年には、浦安から東京方面は快速が各駅停車となりました。現在の形になったのは、1996年のことで西船橋ー東陽町間ノンストップの快速は消滅し、浦安から東京方面 各駅停車だった快速は通勤快速に改名され、元の快速はの停車駅は再び西船橋ー浦安ー東陽町となり、1975年までの停車駅に戻りました。

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